2011.1.17

同窓会会長 提橋和男

再質問に関して・・

葛飾商業の教育カリキュラムは文部科学省、東京都の方針の下、学校長・教職員が、いかに生徒の為になるか、真剣に討議し3年間の教育カリキュラムが組まれています。
そして教育の成果の一つが、厳しい社会情勢の中で、昨年度の卒業生が進学・就職を含めて全員が進路を決めたという実績として現れています。

外部指導員の導入は、野球部の指導教諭が転出でいなくなるという非常事態で導入されました。
それは教育課程の一環として必要であったから学校長・教職員の決断で導入されたのです。現在も継続しているのは柏原監督の外部指導員としての功績が評価されているからです。
その後、野球部を指導できる教諭が赴任していますが、柏原監督とともに指導しています。これは葛飾商業としての方針として柏原監督にお願いしていることであって、(あくまでも葛飾商業の教育方針ですので)我々外部(同窓会も外郭団体です)の人間は、このことの対して、どうのこうのと言う立場ではありません。
柏原監督については、野球部父母会から「万一学校で退任の動きがあったときは留任運動に同窓会も強力して欲しい」という依頼があったことが、その評価であると思います。

入試の倍率(学校の人気)は野球部によって決まるわけではないと思います。野球部もクラブ活動のひとつであり葛飾商業の全てではありません。
昨年から葛飾商業は「クラブ活動推進校」の指定を受けています。これは生徒のクラブ活動加入率が高く、また各クラブ活動の活躍が認めらたことによるものです。これも教育の成果です。
葛飾商業の場合、入試の倍率は隔年現象といって倍率が高い翌年は低くなるという傾向が続いているようです。
学校としては、中学校の説明会に積極的に取り組んでいます。
また学校説明会、体験入学などの活動を通じて一人でも多くの志願者が増えるよう努力をしています。
倍率の問題は、その年度年度の状況によって変わるこどですので今年の状況だけを見て全てを結論つけることは間違いだと思います。

野球部に限って言えば、葛飾商業は定時制と併設の為、練習時間が限られること。予算や設備の面で私立高校には遠く及ばないことは厳然たる事実です。
柏原監督は「私立だから、都立だから」ということを嫌っています。「都立には都立の・・商業高校には商業高校の野球がある」という考えをお持ちで、練習にも創意と工夫をされています。
そして、何度でもいいますが、高校教育は野球だけがすべてではありません。社会に巣立って立派に活躍できる人材つくりが基本です。その方面でも柏原監督は立派な成果を上げておられると私は思います。
付けくわえさせていただければ、葛飾商業野球部で初めて、昨年の卒業生のうち2名が大学とクラブチームに進みました。私立の甲子園組の選手とレギュラーを争って頑張っているそうです。

葛飾商業は「よりよい学校」を目指して、この10年、歴代の学校長のもと、教職員一丸となって取り組んできました。
そして大きな成果を上げています。
すべては学校の方針のもとに行われていることであり、外部指導員たる柏原監督もその一環として野球部の指導に当たっています。
学校の方針に対し、外部からとやかくいえる問題ではないということです。

お子様が葛商野球部でご活躍されることを願っています。

来たれ葛商へ!!